
第2回市民防災講座
「静岡市を一望しながら考える防災寺子屋」
1月8日、第2回市民防災講座「静岡市を一望しながら考える防災寺子屋」を安倍川の西側高台にある今川家ゆかりの古刹、徳願寺で開催しました。

説明する安本主査と仲澤副主幹(奥)
地震に遭った時、どうするか
今回は静岡市危機管理総室の仲澤直樹副主幹、安本治之主査にお話をしていただきました。
お二人は静岡市オフロードバイク隊(SCOUT)のメンバーとしても活躍され、東北や熊本にも支援メンバーとして派遣されています。
災害自体の激しさ、という事だけでなく、避難所ではどのようなことが起こり、何に困ったのか。
支援体制が整うまでにどのくらいかかるのか、そういったことを実体験を交えてお話しいただきました。
私たちは「とにかく、避難所に行けば何とかなる」と考えがちですが、
行政による支援体制が整うまでの何日かの間、自分たちで生き延びるための備えも大事との事でした。

防災にも参考になる個人装備も見せていただきました
実際に「災害時の炊き出し」を体感
さて、今回は参加される皆さんに、お米1合を持参いただきました。
これをお話の前に、「災害救助用炊飯袋」に入れ、ペットボトルの飲料を入れて、袋ごと、お話の間お鍋で煮て炊飯体験です。
災害時には「水が用意できない」事も考えられますので、お茶やコーラ、コーヒー、カルピスなども試してみました。
お話の後、SCOUTで派遣される時の個人装備を見せていただきながら、試食です。
(好みの個人差はありますが)お茶だけでなくコーラやコーヒー、カルピスでもそれなりにおいしくいただけたのが驚きでした。
災害時はお米を洗う余裕もありませんから、洗わずに炊いたにもかかわらず、です。


災害救助用炊飯袋に入れたお米(左)とコーヒーで炊いたお米(右)
参加された皆さん、静岡市危機管理総室の皆さん、ご協力ありがとうございました。
次回は3月11日の防災フェスタでお会いしましょう。

徳願寺から安倍川越しに静岡市街を望む