
「阿蘇の灯(あかり)」のお話をうかがって来ました。
9月11日、防災フェスタinしみず2017にてつながりを持たせていただいた「阿蘇の灯」代表の橋村さくらさん、林風笑さんのお話をうかがって来ました。

「阿蘇の灯」の林さん(右)と橋村さん
会えるきっかけ、再会するきっかけづくり。
「阿蘇の灯」を設立のきっかけになったのは、昨年10月16日に開催された「みずあかりin南阿蘇」。
イベントには200人ほどの参加があり、15人のスタッフが携わり、橋村さんと林さんはそのスタッフとして出会ったとのこと。
その時のスタッフや、参加者の中から「このままでは黒川地区と、学生たちとのつながりが消えてしまう、
何かやりたい」という声があって、学生団体「阿蘇の灯」が立ち上がりました。
「阿蘇の灯」のメンバーは、震災前は同じ黒川地区のコミュニティの中にいたので、
こういう人がいるという認識ぐらいはあったものの、直接の友達ではなかったそうです。
阿蘇に帰りたい、阿蘇の人たちに会いたいと動いたり、避難している間に募金活動をしたりする中でみんながつながっていったそうです。

5月に開催された「灯物語」の様子
「震災から1年」はみんな注目する。そうでない時も阿蘇とともに。
「阿蘇の灯」は5月13日・14日に「灯物語」というイベントを南阿蘇で開催しました。
震災から1年の4月16日は県内でもたくさんのイベントがあり、メディアでも取り上げられて注目が集まったが、
そういう時以外も見てほしい、という意図があって1ヵ月後に開催したそうです。
「灯物語」をやって、みんなで話し合い、自分たちのやりたいことはこれだったんだ、と思えるようになったとのこと。
今は、震災の教訓と自分たちの思いを伝える語り部の活動と、大家さんなど黒川地区の方たちと(一般の)学生の交流活動を続けて、
コミュニティにあったつながりを伝える活動をしています。

「阿蘇の灯」による語り部活動の様子
阿蘇を「被災地」で終わらせない。そこにあったつながりを伝える。
10月の「みずあかりin南阿蘇」ではSNSで広まり、熊本キャンパスの学生も参加してくれ、阿蘇に2週間しかいられなかった2年生の参加が一番多かったとのこと。
直接友達の部屋にいって遊びに誘ったり、買い物の時に無料バスを使って買い出ししたり、大家さんに協力してもらったり、
病院に行ったり帰省の時に大家さんに助けてもらったり。それが普通と思っていたし、不便だからつながりができたんじゃないか。
震災前の阿蘇を知らない今の1年生も参加してくれて、阿蘇を好きになってくれる方がたくさんいるそうです。
「自分たちが卒業して、阿蘇とのかかわりがなくなってしまうのは嫌なので、交流を続けていきたい」。
被災地という事ではなく、そこにはつながり、絆があったんだと伝えていきたいとのことでした。

黒川地区での交流の様子(農場の作業)